メガネの耐用年数と言っても、フレームとその素材やレンズで耐用年数は違ってきます。
レンズの耐用年数は、素材の部分で言えば2、3年で歪みや使用上の傷などが出てきます。
その他にも、度の変わりやすい若い世代や、弱い老眼が始まった年齢等では度が合わなくなり、
買い換える時期が早くなることもあります。
◾️フレーム素材・種類別の耐用年数と特徴
【一般的なメタルフレーム】
・ニッケル合金素材のメタルフレーム
メッキと素材が劣化しやすく、一般的には2、3年程度でサビやメッキ禿げ等により耐久性が落ちてきます。
メッキ剥げや破損に関しては修理が可能な素材です。(修理:6,000円税別~)※銀美堂の修理参考価格
・ステンレス素材のメタルフレーム
ニッケル合金よりは錆に強い素材です。
しかしメッキ(カラー)は2、3年程度で落ちて来ます。
メッキ(カラー)剥げを気にしなければ、4、5年程度は難なく使えるでしょう。
メッキ剥げや破損に関しては修理が可能な素材です。(修理:7,000円税別~)※銀美堂の修理参考価格
・国産チタン素材のメタルフレーム
錆に強く、劣化しにくい。
メッキも通常のメッキの5倍の強度を持ち、使い方によっては10年以上使用出来ます。
メッキ剥げや破損に関しては修理が可能な素材です。(修理:9,000円税別~)※銀美堂の修理参考価格
・海外チタン素材のメタルフレーム
海外のチタン製品全てに言える事ではありませんが、中には国産チタン程の耐久性の無いものもあります。
その場合のメッキ強度も落ちます。
メッキ剥げや破損に関しては修理が可能な素材です。(修理:9,000円税別~)※銀美堂の修理参考価格
・その他の素材のメタルフレーム
その他の金属を使用した、特別なメタルフレームもあります。
その金属素材により耐用年数は異なりますので、上記以外の素材を使用したメガネフレームの場合は、使用上の注意点を含めて、販売店で確認して下さい。
例)マグネシュウム・アルミニウム・βチタン・カーボン・形状記憶合金等
メッキ剥げや破損に関しては修理が出来ない素材が有ります。(修理:9,000円税別~/パーツ交換対応)※銀美堂の修理参考価格
【一般的なセルフレーム(プラスチックフレーム)】
・セルロイド素材のセルフレーム
現在では一部のハンドメイドフレームで使用されている素材です。
この素材もお手入れ方法によっては、長持ちするフレームです。
但しお手入れをしないと、汗や乾燥に弱い面もあるため、4、5年くらいで変色、場合によってはヒビ割れを起こすこともあります。
変色やひび割れや破損に関しては修理が可能な素材です。(修理:8,000円税別~)※銀美堂の修理参考価格
・アセテート素材のセルフレーム(プラスチックフレーム)
セルロイド素材のフレーム同様に経年劣化による変色や乾燥によるひび割れ等が起きます。
そう言った症状は、4、5年程度から出る事があります。
変色やひび割れや破損に関しては修理が可能な素材です。(修理:8,000円税別~)※銀美堂の修理参考価格
・形状記憶樹脂素材のセルフレーム(TR90、ウルテム素材)プラスチックフレーム
比較的安価なプラスチック素材のフレームです。
・TR90素材の場合、この素材はクリアな素材で柄を印刷しているため3〜5年程度で柄が取れる事があり、変形やひび割れ等も見られます。
・ウルテム素材の場合は、色に関しては練り込んでいるので色落ちはしませんが、柄物は印刷になるので3、4年程度で柄は取れることがあり、変色や変形やひび割れ等も見られる事があります。
TR90とウルテム素材は変色や色落ち、ひび割れや破損に関して修理が出来ない素材です。
(修理:パーツ交換対応またはフレーム交換)
・オプチル(Optyl)素材のセルフレーム(プラスチックフレーム)
海外のメガネ・サングラス等で使われている特殊な樹脂素材です。
こちらの素材も樹脂素材なので乾燥に弱く、4、5年で劣化が始まりひび割れや変色が見られるようになります。
常温のまま集中的な力が加わると折れてしまいます、折れると修理が出来ない素材です。
変形してしまった場合は、熱を加えて柔らかくすると容易に調整が出来ます。
(※その場合、火傷に注意)
変色や色落ち、ひび割れや破損に関して修理が出来ない素材です。
(修理:パーツ交換対応またはフレーム交換)